日本だけが核兵器を保有する資格がある
日本人ほど核兵器の恐ろしさを理解している国民は他にいない。
私達は子供の頃から学校や家庭で、広島や長崎に起こった悲劇について教えられる。
大人になってからも、毎年あの日が来るたびに核兵器の恐ろしさを思い出す。
実際には経験していなくても、あの時そこで何が起こったかを我々は学んでいる。
核兵器について世界で最も知見のある国民である。
では、他国民はどうか。
核兵器がどれだけの破壊力をもち、使用された人・物・土地にどれほどの災厄をもたら
すのか、どの程度理解しているだろうか。
核保有国の国民であっても、日本人ほどは理解していないだろう。
世界で唯一の被爆国だからという理由で、
核兵器の痛みを知る唯一の国だからという理由で、核廃絶を進めることが使命であるか
のような考えを持っている人が日本人の中にはいるが、私はそうは考えない。
逆である。
痛みを知るからこそ、核兵器の恐ろしさを理解できる。
日本は世界で唯一の被爆国だからこそ、世界で唯一核兵器を保有する資格があると私は
考える。