不平不満

様々な時事について思うこと

間違った思い込みは事件のもと

2022年11月4日付け日本経済新聞の夕刊、

【あすへの話題 父の故郷 劇作家 鄭義信

の最後の行、「日本の若い人たちにとって、韓国は今、憧れの国であるらしい。」

を読んでため息をついた。

 

数年前に韓国で日本人女性が韓国人の男に暴行される事件があった。

(韓国人男性は日本人女性にもてる)

という誤った情報・認識に踊らされ、日本人女性をナンパしたが相手にされず、

それに対して逆上した上での犯行だった。

何故、犯人がそのような誤った認識を持つに至ったかは、やはり朝鮮民族の気質・文化

が影響していると考えられる。

韓国の新聞社の日本語サイトを読んでいると違和感を覚えることが多々あるが、

その一つとして、日本・日本人に対する情報・認識が、余りにも韓国・韓国人にとって

都合よく曲解・捏造して、記事にされていることである。

ある時は、「今、日本は韓流の熱風で覆われており、コロナが終われば日本人観光客が

大挙して押し寄せて、韓国の国土が日本人で埋まる」、ぐらいの調子のいい記事を書け

ば、ある時は、「今、日本では反韓嫌韓の極右の嵐が吹き荒れており、韓国人が日本

へ行こうものなら皆殺しにされる」、ぐらい無茶苦茶な記事が書かれている。

どちらにしろ、とにかく極端であり、大げさなのだ。

自分たちの主観に偏った、一方的な見方しかしない。

 

韓国の事が大好きな日本人がいることは事実である。

でも、それは総人口のせいぜい5%程度だ。

それとは逆に、韓国の事が大嫌いな日本人も確かにいる。

そして、それもまた総人口の5%ぐらいである。

両方合わせても1割程度。では残りの9割はどうなのか。

実際、ほとんどの日本人は韓国のことを、

特段好きでもなければ、嫌いでもないのである。

韓国のエンターテイメントで面白いものがあればそれを楽しむし、

領土問題・歴史問題で韓国が不誠実な対応をすれば、それに憤る。

是々非々だ。

 

韓国人におかれましては、日本・日本人に対して、

余りに主観的かつ自分達に都合のいい解釈・先入観を持つことなく、

現実を直視した、バランスのある見識を持って頂きたいものである。

 

鄭義信氏の文章の最後の行は、

「日本の一部の若い人たちにとって、韓国は今、憧れの国であるらしい。」

とするのが正確だと思います。)